@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000180, author = {上原, 勝子 and Uehara, Katsuko and 池田, 明子 and Ikeda, Akiko and 當山, 冨士子 and Toyama, Fujiko}, issue = {15}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Mar}, note = {[目的] 看護師が患者の問題点のみに着目せず、患者の<長所・強み>に焦点をあてたアセスメントを行うことで、患者の捉え方がどのように変化したかを明らかにし、看護師のアセスメント能力の向上のために示唆を得る。[研究方法]研究協力者:M精神科病院のN病棟に勤務する、本研究に同意の得られた看護師7名。方法:①研究協力者は、筆者自作のスドレングス・アセスメント用紙(以下、アセスメント用紙)を試用し、看護記録に添付した。②研究協力者は受け持ち患者1名の事例を提供し、患者の<長所・強み>に焦点をあてたアセスメント検討会を3回実施した。③アセスメント検討会の内容は参加者の同意を得て録音し、逐語録を作成した。④逐語録から、事例提供者が患者の問題点を捉えた部分と<長所・強み>を捉えた部分を取り出して、看護師の患者の捉え方の経時的な変化を一覧表にした。[結果] 研究協力者は、アセスメント用紙の試用により、『患者の良いところ探しをしよう』など、患者の捉え直しが始まった。アセスメント検討会の中で、ある看護師は、最初に、参加者から母親の<長所・強み>について意見が出たことで、母子関係を広く捉えることができた。さらに、看護師は、患者の粗暴行為の傾向や内面について、患者と母親との関係性が影響しているかもしれないなどと推察した。このように、看護師が、アセスメント検討会で意見交換を進めた結果、受け持ち患者の捉え方の過程を確認できた。[結論]1.看護記録に添付した筆者自作のアセスメント用紙の試用は、研究協力者のストレングス志向への動機付けの一助になった。2.アセスメント検討会は、患者を問題点のみでなく、患者の<長所・強み>にも、意識的に目を向ける機会となり、研究協力者の対象の捉え方に広がりと深まりが生じた。3.ストレング、ス志向の事例を持ち寄って患者のアセスメントを検討する方法は、看護師のアセスメント能力の内上に役立つことが示唆された。}, pages = {33--42}, title = {精神科急性期治療病棟における看護師の患者の捉え方の変化 : 患者の<長所・強み>に焦点を当てた アセスメント検討会を通して}, year = {2014}, yomi = {ウエハラ, カツコ and イケダ, アキコ and トウヤマ, フジコ} }