@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000187, author = {呉地, 祥友里 and Kurechi, Sayuri and 大湾, 明美 and Ohwan, Akemi and 田場, 由紀 and Taba, Yuki and 大川, 嶺子 and Okawa, Mineko and 山口, 初代 and Yamaguchi, Hatsuyo and 佐久川, 政吉 and Sakugawa, Masayoshi}, issue = {16}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Mar}, note = {【目的】「高齢者は地域文化を生きている」という立場で、文化に関する文献検討により高齢者ケアにおける文化看護の現状を明らかにする。そのために、文化という概念を概観し、わが国の看護におげる文化の捉え方を整理したうえで、高齢者ケアにおいて文化看護がどのように教育研究されているかを検討する。 【方法】文化人類学等の論述文献、看護基礎教育のテキスト(2006年~20l3年)、文化看護学会誌(2009年~2013年)、国内外文献(1989年~20l3年)の中から、そのタイトルまたは抄録に「文化」 、「看護」、「高齢者」、「cultural」、「nursing」、「elderly」のキーワードのある文献を抽出し、整理分類した。 【結果】文化という概念は、人間理解をめざす学問領域で多様性を持ち、人聞を対象とする看護学領域でも国内外で取り入れられていた。わが国の看護における文化の記述のあった看護学のテキストは13冊で、自文化や高齢者の持つ文化を意識する必要性、グローバルとローカルな健康問題への取り組みの必要性等があった。文化の研究を蓄積している文化看護学会誌の21文献は、外国の文化と日本の文化に関するものであった。その日本の文化の捉え方は、「個人の生活体験による認識と意味」、「家族の生活体験による認識と意味」、「地域の特徴による人とのつながり」、「歴史の生活への影響」、「看護職が異なる地域文化にふれる体験」、「組織の特徴による人とのつながり」の6項目に分類できた。国内外の高齢者ケアにおける文化看護の研究は、国内61文献では「地域の持つ文化」、「文化の比較」に関するもの、国外85文献では「移民の文化」に関するものが多くみられた。 【考察】文化看護の教育には、異文化理解のために自文化を意識する必要性、個々の高齢者の持つ文化という虫の目(ローカルな視点)と老いのもたらす文化という鳥の目(グローバルな視点)の必要性が示唆される。高齢者ケアにおける文化看護の研究では、国内外でその差異を生じさせているのは自己観と考えられ、自己観が研究の関心テーマや何を研究の対象とするかに影響していると考えられる。}, pages = {1--16}, title = {高齢者ケアにおける文化看護}, year = {2015}, yomi = {クレチ, サユリ and オオワン, アケミ and タバ, ユキ and オオカワ, ミネコ and ヤマグチ, ハツヨ and サクガワ, マサヨシ} }