@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000199, author = {久場, 加寿美 and Kuba, Kazumi and 玉城, 清子 and Tamashiro, Kiyoko}, issue = {17}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Mar}, note = {背景:出産前後の子どもの死亡は、母親やその家族の喪失体験につながるとともに、ケアをしていた助産師の二次的心的外傷体験にもなる事が海外の研究で明らかにされている。しかし、我が国では周産期死亡に立ち会った助産師の体験に関する研究は少ない。 目的:助産師にとって予期せぬ周産期の死に立ち会うとはどのような体験なのか、そしてそれをどのように乗り越え働き続けることができたのかを明らかにする。 方法:A県総合・地域周産期母子医療センターに勤務し、周産期の死に立ち会った経験を有する助産師5名に半構造化面接を行い、修正版-Grounded Theory Approachを用いて分析した。 結果:助産師は予期せぬ子どもの死に直面し、【混沌とした状態】のなかで子どもを亡くした母のケアを行わなければならず【心の傷となる】辛い体験をしていた。しかし、他の助産師・上司・医師と【辛さを共有】する事で、【母と向き合う】力が得られていた。母と向き合う事で知識や技術の見直しの必要を認識し、質の高いケアの提供へと意識が変化していた。また、【子どもの死から得た学び】を伝えていく事が、自らの役割であると認識していた。さらに、この母子との出会いは自身にとって必要な出会いであったと意味づけ困難な状況に陥った時にその経験を思い出し、そうして【私の中に生き続ける】事で助産師としての自分を戒めると共に働き続けていく源となっていた。 結論:予期せぬ周産期の死に立ち会った助産師が働き続けるとは、子を亡くした母と向き合う事で、そこから得た学 びを次のケアへと繋げていくプロセスであった。}, pages = {1--14}, title = {予期せぬ周産期の死に立ち会った助産師の体験 -助産師として働き続けること-}, year = {2016}, yomi = {クバ, カズミ and タマシロ, キヨコ} }