@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000205, author = {玉城, 清子 and Tamashiro, Kiyoko and 吉川, 千恵子 and Yoshikawa, Chieko and 西平, 朋子 and Nishihira, Tomoko and 嘉陽田, 友香 and Kayouda, Yuka}, issue = {17}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Mar}, note = {【背景】我が国の子ども虐待は年々増加し、また、近年の研究によると脳の発達にも影響することが明らかにされ、社会の大きな関心事となり早急の予防的介入が望まれている。【目的】上田の開発したPACAP現代子育て環境アセスメント・ツール(Pre-Assessment of Child Abuse Prevention) が子ども虐待の把握に有用かを検討することである。【方法】沖縄県A町(1島1町 人口約8,500人)の乳幼児の保護者全数を対象にPACAPを用いて子育て環境のアセスメントを行ない、保護者538人のうち447人から回答が得られ、そのうち「疑問(真のリスク)」は16人(3.6%)であったことを報告した。本研究では、PACAPで「真のリスク」と評価された16人のうち転出した2人を除く14人を対象にPACAPの縦断的調査(第2回及び第3回調査)と直接支援者(保育士・保健師など)から親の養育に関する情報収集を行った。【結果】1)PACAPの縦断的調査の結果、第2回目は11人から、また第3回目には14人から回答があり、分析の結果「真のリスク」は減少していた。2)第1回から第3回調査のデータが揃っている11人のうち、第2回及び第3回調査のPACAP判定に変化なし7人、あり4人であった。変化なしのうち「普通」の持続が5人であった。直接支援者からの情報で「家族関係良好」、「父親の教育熱心」などがあった。また、「真のリスク」が持続している者には「上の子の発達障害」「長子と父親の不仲」「夫婦関係不和」など複数の問題を有していた。変化があった者のうち、良い方向になっているのが2人、逆に悪い方向に変わっているのが1人いた。良い方向に変化があったのは「偽陰性」から「普通」へと変化しており、長期入院による愛着形成の問題などがあった。また、「偽陰性」から「偽陽性」に変化していた者は、母子家庭で母親が就労しており、子どもは他者の接近に対して自己防衛の姿勢がみられた。保健師から専門医を紹介され、母子共に治療継続中である。  【結論】母親や子どもに様々な問題があるとPACAPで真のリスクの範囲に入っていたことから、子どもの虐待の早期 発見に役立つツールであると示唆された。}, pages = {89--95}, title = {PACAPによる子ども虐待リスク者の縦断的調査}, year = {2016}, yomi = {タマシロ, キヨコ and ヨシカワ, チエコ and ニシヒラ, トモコ and カヨウダ, ユカ} }