@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000224, author = {村上, 満子 and Murakami, Mitsuko}, issue = {19}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Mar}, note = {背景:折り合いの構造が明確になれば多様な折り合いのつけ方と支援ができる。 目的:①折り合いのつけ方の構造的特徴を明らかにし②折り合いの多様な選択肢と、支援方法を提示すること。 方法:11人のライフヒストリーから折り合いのつけ方を抽出して折り合いの対象ごとに括り、それを要素と捉えて相互の関係性および具体例の質的分析から構造的特徴を明らかにした。 結果: 折り合いの具体例は全部で336件あり、折り合う対象ごとに8要素に分類できた。折り合いの対象は自分と自分以外のものとに大別され行為遂行者には選択の余地がない。自分との折り合いは5要素(自分だけで折り合う、①健康と症状、②考え方、③社会的役割と、自分以外のものにたよって折り合う、④社会的役割と⑤症状)あり、これに分類された具体例は、全体の8割以上を占めた。自分以外のものとの折り合いには⑥他人、⑦家族、⑧社会があった。折り合いの具体例には、不適切と思われるもの、病気を受け入れていないもの、時間をかけて折り合うものがあった。 結論:折り合いの構造的特徴は次の5点である。①与えられて引き受けるという成立基盤のあること。②他者よりも自分との折り合いに関心のあること。③折り合いは当面の折り合いであること。④病識に関係なく折り合えること。⑤折り合いの完遂は支援できること。以上より、折り合いの主体的側面を尊重しつつ完遂に向けた支援が求められる。}, pages = {11--18}, title = {精神障害者における折り合いの構造 -11人のライフヒストリー -}, year = {2018}, yomi = {ムラカミ, ミツコ} }