@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000274, author = {具志堅, 春香 and Gushiken, Haruka and 神里, みどり and Kamizato, Midori and 謝花, 小百合 and Jahana, Sayuri}, issue = {22}, journal = {沖縄県立看護大学紀要, Journal of Okinawa Prefectural College of Nursing}, month = {Oct}, note = {目的:本研究の目的は、入院中の泌尿器系男性がん患者の苦痛症状である外性器リンパ浮腫とそのケアの現状を明らかにし、アセスメント指標やケア方法を検討することである。 方法:第1段階は、過去の入院患者の外性器リンパ浮腫の有症率を抽出し、入院患者13人へ外性器リンパ浮腫の質問紙調査と病棟看護師28人へ外性器リンパ浮腫患者のケア介入の経験について半構成的面接を実施した。その後、アセスメント指標やそのケア方法を考案し、アセスメントシートとケア資料の作成を行った。第2段階では、外性器リンパ浮腫を有する患者にケア介入を実施し半構成的面接を実施した。第3段階では、アセスメントシートの運用方法を検討した。質問紙調査は記述統計を行い、面接による質的データは、質的帰納的に分析を行った。 結果:第1段階では、外性器リンパ浮腫の現状として、入院中の外性器リンパ浮腫の有症率は2割であり、外性器リンパ浮腫を有する患者は、歩行と睡眠の困難を感じていた。病棟看護師の4割はアセスメント指標がないなかでのケア介入の経験があった。第2段階では、統一したアセスメント指標とケア方法を作成し、1事例を対象に介入を行った。介入後、外性器リンパ浮腫は陰嚢周径では最大8.8㎝、接触圧は91.7mmHg減少し、リンパ浮腫は改善した。また、外性器リンパ浮腫が[座位保持][仰臥位][歩行]に影響を及ぼしていることが明らかとなった。第3段階では、看護師が簡便に活用できるように、外性器リンパ浮腫アセスメントシートのフローチャートを作成し、組織的な調整を得て、電子カルテへの導入が決定した。 結論:入院中の外性器リンパ浮腫有症率は2割程度であり、病棟看護師の4割はケア介入の経験はあったが、統一したアセスメントやケアがなされていない現状であった。今回外性器リンパ浮腫アセスメントシートとケア方法を統一し、入院中の外性器リンパ浮腫ケアの改善に繋げることができた。今後は適切なケア方法を検討し、泌尿器科病棟と外来と連携したケアの確立を行うことが必要である。}, pages = {1--13}, title = {泌尿器系男性がん患者の外性器リンパ浮腫のアセスメントとそのケア方法}, year = {2020}, yomi = {グシケン, ハルカ and カミザト, ミドリ and ジャハナ, サユリ} }