@article{oai:opcnr.repo.nii.ac.jp:00000332, author = {栗原, 幸子 and Kurihara, Sachiko and 砂川, 悦子 and Sunagawa, Etsuko and 金城, 忍 and Kinjo, Shinobu and 宮里, 智子 and Miyazato, Tomoko and 伊良波, 賢 and Iraha, Ken and 山川, 和歌子 and Yamakawa, Wakako}, issue = {1}, journal = {沖縄県立看護大学教育実践紀要, Bulletin of Okinawa Prefectural College of Nursing for Educational Practice}, month = {Mar}, note = {【はじめに】 看護の初学者である看護系大学 1年次の学生を対象とした看護技術演習科目において、看護の目的に向かって技術修得のモチベーションを高めることと、褥瘡予防に関する最新の知識・実践方法を学習する機会を作るために、臨床現場で働くスペシャリスト(皮膚・排泄ケア認定看護師)を講師として招き、技術演習を試みた。今後同様な取り組みに活かすために、演習の企画・実践、学生の学び・感想の一連について報告する。 【教育実践】 授業に先立ち、講師と科目責任教員とで打ち合わせを行い、本科目の到達目標、当該単元の到達目標、学生の学習段階・学習状況について共有した。講師は、1年次学生ということから褥瘡のメカニズムを理解する上での知識や臨床現場で使用している医学用語を共通言語として理解してもらえるか等の不安を担当教員へ伝えた。教員は、教員も演習に参加することで、これまでの学習内容との繋がりをつけて学生を指導することで連携を図ることを講師に伝えた。以上をふまえ、講師は、臨床現場における褥瘡対策について学生がイメージできること、動いて体で覚えること、体圧分散管理を理解してもらうことに要点を置いて演習展開を企画した。 演習当日は、まず座学で、スライドの提示と配布資料に基づいて講師による講義が行われた。次にベッドサイドへ移動し、1つの演習項目ごとに講師がデモンストレーションを行い、その後学生たちが各グループに分かれて実践する形式で展開した。講師は必ず患者役の学生の感想を聞き、患者の感じている感覚を看護者が確認することの重要性を強調していた。教員は、グループに分かれた時の学生の支援や、講師のデモンストレーション時に学生の誘導をするなど、講師と連携しながらサポート役として授業に参加した。学生たちはお互いに患者役・看護者役をして除圧や安楽な姿勢を実践していたが、看護者役の学生は自身の体の使い方もままならない状況がみられた。教員は、事前学習で学んだボディメカニクスを意識しながら実践するよう声をかけ、学生を適宜指導した。 【学生の学び・感想】 授業終了後、受講生全員に、無記名自記式質問紙を配布した。学生の回答から、患者の立場から看護技術を考えることの大切さ、看護者toして責任をもって看護技術を学んでいく態度、褥瘡発生の原因を理解し根拠を持った体位変換や安楽な姿勢の技術の学びがあったと捉えられた。また、看護者としての目標像を描き、技術の練習に取り組もうとする意志が、感想から読み取れた。 【まとめ】 看護の初学者を対象とした看護技術演習に、臨床現場のスペシャリストを講師として招き演習を展開したことによって、学生は、患者の立場から看護技術を考えることや看護者として実施する技術に責任をもつことといった、看護技術を学習する上で重要な事項を学び、技術修得のモチベーションを高めていた。一方で、看護者としての体の使い方もままならない段階の学生たちは、スペシャリストの技を間近で見ても自身の体で看護技術として実践し体得することが難しい様子であった。今後は、看護技術の演習経験を重ねた段階の学生を対象に、スペシャリストの演習を企画していきたい。}, pages = {1--17}, title = {看護の初学者を対象とした看護技術演習に臨床現場のスペシャリストを講師として導入した試み}, volume = {7}, year = {2021}, yomi = {クリハラ, サチコ and スナガワ, エツコ and キンジョウ, シノブ and ミヤザト, トモコ and イラハ, ケン and ヤマカワ, ワカコ} }